2008年5月31日土曜日

デザインTIP-NO.1:偶数より奇数

デザインTIPと題して、色々な人にもっとデザインを楽しんで貰える様、当たり前の事、あまり知られていない事、僕の目から見た事などをこれからこのBLOGで挙げて行こうと思う。



偶数より奇数


何か同じ形の物を横に並べるときは、偶数より奇数置く方が趣向があり、

また整っても見える。理由は



1:左右対称を強調しやすい。

2:中心が出来、そこから左右に広がっているように見える。

(仮に4つ並んでると右2つ、左2つと目が分けてしまい、そこまでになってしまうが、奇数にはそれがない=割り切れないので次への期待が生まれる=広がりが感じられる)。



和歌が57577と言うように、日本人は奇数が文化に入っているという意見も聞いたことがあるが、アメリカやヨーロッパのデザイナーからも奇数に関しての意見は同じだった。上に書いた様に左右対処を表しやすいため、教会の入り口や窓など、3つが確かに多い。



並べる物は色、形が似ている物が良い。例えば絵ならフレームは皆同じで、中の絵は色違い、または少なくとも同じ作者を選ぶ。そうでないと、隣の絵との関連性が薄れ、並ばせる事によって作られる整頓感がなくなってしまう。似たものを並べ、グループを作る事により得られる安心感の様なものもある。

Hiroki

2008年5月29日木曜日

仕事の後に

先日、仕事が終わった後に2人のお客さんがOfficeに来ました。

一人は、ロサンゼルスの某人気情報誌でライターをやっていて、

そしてもう一人は、ロサンゼルスで焼き鳥屋を経営しようとしています。

2人とも何とまだ学生。

自分と比較しても比べ物にならないくらいエネルギーのある二人。

普段の勉学と並行して、各々で活動している意欲のある二人がOfficeにやってきて近況を報告しあったりし合いました。

3人で話していると、

内田さんを始め、アシスタントのともえさん、かなえさんも話に参加してきてくれました。

やっていることがまったく違う人たちの集まりだったので、

色々な意見や考えがあり、とても楽しい時間でした。

途中で個人で行っているProjectを説明してもらったり、こんなことをやっていたんだという驚きもありました。

色んなアイデアが生まれそうな良いディスカッションでした。

こういったディスカッションがあると、逆に良い刺激になります。

こういった会合をまた開けたらなと思いました。

Kosuke

2008年5月27日火曜日

アメリカの建築設計会社

この一つ前のBlogの記事に、内田さんが以前働いていたSkidmore,Owings and Merrill LLP (SOM)でのProjectがSOMのHomepageに載っていたのでそれを見ました。

自分もあまりSOMという事務所がどのような会社か知らなかったのですが、手がけているProjectなど実際聞いたことのあるものばかりだったので驚きました。



SOMのシカゴオフィス
http://som.com/content.cfm/som_chicago_office_renovation

ドバイに作っている世界一高くなるビル
http://som.com/content.cfm/burj_dubai


同時多発テロ後のGround Zeroに建つFreedom Tower
http://som.com/content.cfm/world_trade_center_tower_1


San Francisco International Airport http://som.com/content.cfm/san_francisco_international_airport_international_terminal

そして、日本でも話題となったProject …
Tokyo Midtown
http://som.com/content.cfm/tokyo_midtown_project



どれもこれも聞いたことのあるものばかりだったので実際調べてみると、

Skidmore,Owings and Merrill LLP (SOM)は、アメリカ最大級の建築事務所で、ChicagoやNYをはじめ、San Franciscoなど全米各地に、また上海やロンドンにもOfficeを持っていて、

多くの有名な商業建築や超高層ビルを多く手がけており、現在までに世界50カ国以上の国々で10,000ものProjectを行っている。 

というようなことがわかりました。

そういうところでProjectを手がけた経験を持った内田さんから何か学べればな、と感じました。

Kosuke

2008年5月24日土曜日

完成写真

以前働いていた会社でデザインした幾つかの物が、辞めてから数年して完成する。 それらを久しぶりにウェブサイトに行って発見する事が多い。 当時は大変だったけど、出来上がったのを見てやっと報われた気持ちになる。 チームメートの中には色々な人がいるから、デザインに気を使いながら人間の管理に更に気を使ったのを覚えている。


http://www.som.com/content.cfm/beijing_finance_street_overall

http://www.som.com/content.cfm/jianianhua_building

http://www.som.com/content.cfm/museum_of_science_and_industry_e-suite

http://www.som.com/content.cfm/bankboston_corporate_headquarters_interiors

Hiroki

2008年5月23日金曜日

Construction Administration

今日は、僕らの会社で行っているProjectの一つ、Horipro Entertainment Group, Inc. (ホリプロ)さんの新Officeの工事現場に行ってきました。




うち会社では、デザインを終えたらそれで終わりではなく、実際工事現場を訪れて、クライアントの方と色々確認をとりながら工事を進めていくも行っています。

今日はその様子をぜひ見たかったので、勉強のために連れて行ってもらいました。

建設中のOfficeの中に入って、実際進行している工事の様子を見たことがなかったのでとても貴重な体験でした。

普段何気なく行くOfficeだったり、学校の教室だったり、レストランだったり、そういうすべての建物も、こういった工事があって作られたと考えるとなんだか不思議な感じがしました。

一つ一つ長さを確認したり、電気のコードはどこから通すのか、水の管はどこからつないでいるのかなど、色々と考えることが多くあり、そういうものを確認し合って行く作業はとても重要だなと感じた。

実際今日も内田さんは、クライアントの方と、建設している人と、実際その場で作業している人と色々なことを確認し合っていた。

その場を見ていると、コミュニケーションをとる場面が本当に多く、かつ重要なのだなと感じます。

よく考えてみると、普段会社で内田さんを初め、かなえさんもともえさんも色々な人から連絡が来て電話で話しているのをよく見ます。

小さなミスや勘違いが生まれないためにも頻繁に連絡を取り合うことは、一見当たり前のように見えて、とても大切な作業なのかもしれないと感じるようになりました。。


ホリプロさんの新Officeが完成するのが本当に楽しみです。


Kosuke

Lighting

灯りってとても不思議ですね。

使い方次第色々な雰囲気をつくることができる。

上の写真のスタンドは h i r o k i u c h i d a Design Lab でデザインしたものです。         

一見、シンプルに見えるけれど、穴の大きさや数の違いだけで、壁にうつる模様がまったく違っているのに気がつきます。

角度を変えただけでも部屋の様子をまったく違ったものに変えてしまいます。

光ってとても不思議で、ちょっとした工夫でその場をまったく違う世界へと変えてしまう、ある意味魔法のようなものなんだな、と思うようになりました。

インテリアは数多く存在するけれど、どんなに簡単な作りでも発想一つでまったく違った世界を演出することができるものってとてもすごいな、と思います。

ん?インテリアだけじゃないですね。

ま、何であれ、単純な自分は、早速自分の部屋の灯りを、わざと壁に反射させたり、灯りを調整したりして色々と試したりしてみました。

確かにちょっとしたことで雰囲気ががらっと変りました。

部屋の雰囲気を変えたいとき、灯りをいじると良いかもしれませんね。
Kosuke

窓の外

天気が良かったので、オフィスの窓から写真を撮りました。


自分はこの景色がとても好きです。

仕事で行き詰った時など、ここから外を眺めるだけで、頭の中がすっと整理されたような気持ちになります。

この景色が楽しめるミーティング室でのミーティングは結構好きですね。

Kosuke

FUN SUSHI MOMO

今行っているProjectの一つである、「Fun Sushi Momo」に行ってきました。

Fun Sushi Momo
208 North Harbor Boulevard, Fullerton, California 92832







FullertonのとてもきれいなDowntownの一角に新装開店間近の「Fun Sushi Momo」。


お店の中を見ると、もうすぐ完成間近な様子でした。

この日は天気もよく、普段Officeで仕事をしていて体がなまっていたので、
外で椅子を運びを手伝いました。






外での作業は本当に気持ちが良かったです。

通りを歩いている人々にいつOpenなのかを聞かれたり、Fullertonの役所に行った時も役所の人にお店のことをたずねられたりと、本当に街の人に親しまれているお店でなんだなとあらためて感じました。

OPENが間近なのでとても楽しみです。


Kosuke

Fun Sushi Momo
http://sushi-momo.com/
208 North Harbor Boulevard, Fullerton, California 92832

デザインって何?

デザインと言うものを考え出してから15年以上経った。最初は何が良いデザインなのか、何が格好良い物なのかまったく分らなかったが、今は分る。なぜなら、世の中で格好良いとされているものが”格好良い物”、と覚えたから。そして、サラリーマン・デザイナーをしながらその”格好良いもの”を色々と試してみた。で、もう十分、と思ったので原点に戻ろうと思いHiroki Uchida Design Labと言うものを設立してみた。

ここで試してみたい事。それは、人の”感情”を操る物の創作。
最終的に、普段の生活の中では表に出せない”隠れた感情”を引き出せる何かを作り出すこと。
なぜそんなに”感情”に拘るかと言うと、何ら難しい事はない。
人間は感情の動物だからである。

もう一つ、”形”について。
人は見たことのない物は絶対に作り出せない。想像できないからである。
今まで見た事のある物を、切ったり貼ったりして物の形を作り出している。

しかし”経験”は違う。
新しい経験を生み出すことはアイデア次第でいくらでも出来る。
そして、その新しい経験に人間がどう反応するか観察したい。

最後に、
デザイナーとはどの様な職業か。
人が欲しがっている物を形にし、図面を描いてあげて、お金を貰う商売。

でも理想は、デザイナーは一人の人間。育った環境、時代や教育などによって形成された性格、感情、思想などを元に、人の為に目に見えない物を形にする、

”技術的な知識と経験を持ち合わせたアーティスト”。

そうありたいと常日頃願う。

(この技術面が無いと、”絵描き”になる)

Hiroki Uchida


http://www.hirokiuchidadesignlab.com/

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