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2008年6月21日土曜日

デザインTIP-No3:ソリッド&ボイッド

今回のTIPはソリッド&ボイッド。
インテリア的に簡単に意訳すると、つまった場所と空の場所。

白い壁を見ると何か物足りなく思い、絵を掛けたり、壁時計を掛けたり
してしまう人は少なくないと思う。
部屋の中の床に空いているスペースがあると、ここにも家具が置けるのではないだろうか、
もっと大きなソファーセットが置けるのではないだろうか、と多くの人が考える。

そんな時、その空いているスペースだけを見るのではなく、全体を見渡して見る事をお勧めする。
物は強弱があってこそより一層引き立つ。


日本古来の墨絵にもよく見られるが、強調したい物の回りにはスペースを与えたり、静かな模様で埋めたりしている。

どこもかしこも絵や家具で埋めるのではなく、空白を与える事で「余裕」が生まれ、スペースも広く感じられる。もし白い壁が寂しく思える場合は、その壁一枚だけ違う色で全体を塗ってみると、何も掛けなくても建物自体が部屋の中に色を添えてくれる。



以前デザインしたあるブティックの見取り図



もちろん、所狭しと並べて楽しさや、意図的な雑多を表現する場合は思いっきり埋め尽くして遊ぶ方が面白い。

Hiroki

2008年6月2日月曜日

デザインTIP-NO.2:Fluorescent Light (蛍光灯)

今回のデザインTIPは蛍光灯の明るさについて。
蛍光灯が発光する理由など、専門的な部分は抜かし気軽にデザインに取り入れられる部分の話。

あまり知られていないかも知れないが、蛍光灯が沢山設置してある場所を訪ずれた際に色を比べてみると気づく事がある。同じ蛍光灯に見えても白っぽいものやオレンジがかった物があり、これは電球を取り替えた際に色(温度)を気にせずに交換してしまった為である。これをよく見かけるのが、駅、店舗、ホテルなどで天井を照らすために壁の上の部分に設置された蛍光灯の列。

温度はK(ケルビン)で表され、数字が大きくなればなるほど色が白くなる。
http://www.tecnocem.com/image/fluorescents-lamps/portable-fluorescent-light.jpg

下記Wikipediaより引用。


昼光色(JISでは5700K~7100K。通常は6500K) - D
晴天の正午の日光の色である。

昼白色(JISでは4600K~5400K。通常は5000K) - N
晴天の正午をはさんだ時間帯の日光の色である。

白色(JISでは3900K~4500K。通常は4200K) - W
曇り空の日光の色である。

温白色(おんぱくしょく。JISでは3200K~3700K。通常は3500K) - WW
夕方の日光の色である。

電球色(JISでは2600K~3150K。通常2800K・3000K) - L
白熱電球の色(これ自体幅がある)である。


この温度を上手く利用する事により、例えば家の天井に凹みを作り
その中に6500Kの蛍光灯を隠す。すると、Skylight(天窓)が無くてもまるで日光が降り注いでいる様に見せることが出来る。またはその逆で、温かみのある落ち着いた空間が欲しい時は3000Kの電球に代えるとやさしい光を与えてくれる。

オフィスの光を業種によって変えるのも雰囲気を作り出すのに有効な手段(ビルによってランドロードの許可が必要)。以前、法律事務所をデザインした際、木のパネルを多く用いたので折角の木目や木の色を失わない為と、落ち着きを表す為に蛍光灯は温かみのある3000Kの物を使用した。その逆で、勢いのあるVenture Capitalのオフィスをデザインした際は5000Kの電球を使用し、オフィス内に活気をもたらした。この様な変化で、人間の仕事に対する意欲をコントロールする事も可能と考える。

一般的に家庭やオフィスで使われている蛍光灯の種類はT12, T8, T5とあり、太さが違うので買い替えのときは注意が必要(バルブの端にタイプが記載されている)。

早速ご自宅の蛍光灯、特にキッチンの蛍光灯をチェックされてみては如何だろう。

Hiroki

2008年5月31日土曜日

デザインTIP-NO.1:偶数より奇数

デザインTIPと題して、色々な人にもっとデザインを楽しんで貰える様、当たり前の事、あまり知られていない事、僕の目から見た事などをこれからこのBLOGで挙げて行こうと思う。



偶数より奇数


何か同じ形の物を横に並べるときは、偶数より奇数置く方が趣向があり、

また整っても見える。理由は



1:左右対称を強調しやすい。

2:中心が出来、そこから左右に広がっているように見える。

(仮に4つ並んでると右2つ、左2つと目が分けてしまい、そこまでになってしまうが、奇数にはそれがない=割り切れないので次への期待が生まれる=広がりが感じられる)。



和歌が57577と言うように、日本人は奇数が文化に入っているという意見も聞いたことがあるが、アメリカやヨーロッパのデザイナーからも奇数に関しての意見は同じだった。上に書いた様に左右対処を表しやすいため、教会の入り口や窓など、3つが確かに多い。



並べる物は色、形が似ている物が良い。例えば絵ならフレームは皆同じで、中の絵は色違い、または少なくとも同じ作者を選ぶ。そうでないと、隣の絵との関連性が薄れ、並ばせる事によって作られる整頓感がなくなってしまう。似たものを並べ、グループを作る事により得られる安心感の様なものもある。

Hiroki