2011年10月27日木曜日

横浜

昨日は午後からミーティングだったので、午前中は横浜に行ってきた。生まれは東京だが、育ったのは横浜。目に入る全ての物に愛着がある。

高校の卒業アルバムのクラス写真を撮影した赤レンガ倉庫は、今はショッピングモールになっていた。古い建物の良い再利用方法だと思う。ちょうど100年記念だそうだ。





昔の扉など、そのまま残っている物も多い。写真は撮れなかったが、サンフランシスコのフェリービルディング(LINK) をとても小さくして、日本人好みのおしゃれな感じにした様な雰囲気。レンガの色はやはりこの色が良い。重々しく暗いので、照明がとても綺麗に見える。所々天井が低く、頭をぶつけそうにはなったが



レストランが立ち並ぶエリアに崎陽軒があったので、ここでランチにした。ここのシュウマイは言わずと知れてめちゃくちゃ旨い。


ワンタンメンとシュウマイ2個で確か800円位だった気がする。


60年前は、"シウマイ娘”が横浜駅のホームで売り歩いていたらしい。

その後は桜木町の駅に向かって歩いた。こんなに歩いたのは久しぶりで、歩きながら足がつりそうになった・・・
最近オープンしたカップヌードルMuseum。そこまで興味は無かったので入らなかったが、ロゴも中身もモダンな感じ。サマーズの番組で見た気がする。





随分ペンキの色が褪せたジェットコースター。この観覧車は乗った事があるとは思うが、正直覚えていない・・・




実はこの前に祖父母の墓参りに行ったていた。祖父が他界したのは27年前の12月。時間は10時04分。お墓について掃除をするために腕まくりをし、時計をはずした。小学生の時に祖父にもらったSEIKO。

数ヶ月前に修理に出しに行った際、一緒に修理に出したもう一つの時計と全く止まった時間が同じだった。

そして、腕から外したその時計が指していた時間がこれ。


墓参りに来たから喜んでくれているのかな、と勝手に思うことにした。
何もかも見透かされている様で、ちょっとため息をついたら弱音が口から溢れて来そうになったので、掃除をして手を合わせてそこを後にした。

夜は10時から、以前インターンをしてくれていて、今は東京で働いているYusuke君と品川のバーに。色々と悩む彼に、僕がしてあげれる事は自分の経験を話すだけ。その他の情報は、僕でなくても彼に伝えられるので、勝手に自分で探すべきだと思った。

真面目な彼に、簡単な事だけれど、殆どの人が忘れてしまう事を一つだけ念を押して伝えたかった。

"俺の意見も含めて、皆メディアだからね。メディアは、聞く方に選ぶ権利があるんだよ。それを吸収した後に自分で考えて答えを出して、初めて -自分の意見- と呼べるんじゃん。何でも鵜呑みにすると、もし上手くいかなかった時に人のせいにするかも知れない。それは -無責任- と呼ばれるもの。”

昼間に横浜に行っていたので、20年前に日本を離れた時の決意とかを思い出していた。Yusuke君とは午前1時まで飲んで別れた。説教くさくなっていなければ良いけど。

2011年10月23日日曜日

4年振りに

朝2時半に起きて出掛ける準備をしてオフィスに着いたのが3時半。4時にオフィスを出て空港の側のパーキングに車を止め、チェックインを済ませてゲートへ。

しかし、自由な寝方だな・・・

11時間後に突いた場所は、



4年振りの日本。

関空に着いて暖かさと湿気の多さに驚いた。ゲートから出国手続きまでモノレールで移動する際、ぎゅうぎゅうに押して乗ってくる日本人に目の前のアメリカ人たちが驚いていた。
"First experience in Japan, huh. (日本での最初の経験だね)” と言って、これが普通だと教えてあげた。



日本についてここ数時間で思ったこと。

トイレが小さい。これでは車椅子の人は大変。
自動ドアがとても静かでゆっくり。
室内でタバコが吸える。
コンビ二の店員が丁寧すぎてちょっと気持ち悪い。

仕事関係の人にご飯に連れて行ってもらった。



味はそこそこだったかな。味噌をつけて食べる生野菜が美味しかった。初めてナスや山芋を生で食べた。ビールのグラスは小さかったな。でも上品で良い。




コンビにでIKEAのカタログが売られていたのには驚いた。アメリカでは無料で配っているのに。



飛行機で一睡も出来なかったので、もうかれこれ30時間以上起きてるな。アルコールも入ったので、もう寝ないと。こんな感じのが10日間続く予定。日本で働く皆さん、お疲れ様です。

2011年10月14日金曜日

Haworth Collection - ヘイワース・コレクション

昨日はHaworth (ヘイワース, WWW.HAWORTH.COM )の新たなラインの発表会に招待されたので行って来た。

今回の発表は、ヘイワースがイタリアの家具会社のcappellini(カッペリーニ), Cassina(カッシ-ナ), CASTELLI(カステリ), Poltrona Frau(ポルトローナ・フラウ)のラインを販売し始めると言うもので、基本的にLAのヘイワースの社員と、そのライセンスを持つ家具ディーラー向けで、その中に招待されたデザイナーがちらほら、という感じだった。


食事が出たので助かったが、会場の明るさや展示家具の量などはいまいち。完全にデザイナー向けの発表会だったら、これでは受けは悪いだろう。




写真は悪いが、この椅子は綺麗だった。シンプルなだけではなく、微妙なアームレストのカーブなど、飽きないデザインには必ず熟考されたプロポーションやディテールがある。似た物が出回っても、本物と大きな差が出てしまうのはそういうところ。


暗くて写真には写っていないが、足が綺麗なソファー。


縫い目のクロスもかわいかった。


日本のデザイナー、NENDOのRibbonもあったが、置いてあるのは会場の外・・・ 地面との接地点にクリアーのプラスチックがついているのだが、無い方が格好良いと思った。



一番目に付いたのは、入り口正面に置いてあったマーセル・ワンダースのTulip(チューリップ)。


かなり背もたれが高いが、重い感じはしない。


中に座ると周囲の音がかなり遮断されるので、プライベートな空間が生まれる。しかし、なぜ発表会にこのスタンダードな仕様の物を・・・赤とかあるのに。ベースも塗装されたスティールだし。




帰りに配られたカタログとまな板。
まな板・・・・?


昔Gary Lee Partnersで一緒に働いていて、今はヘイワースでデザイナーをしている知人に10年振りに会えたのと、デザートのテーブルに置いてあった小さなチョコレートケーキが美味しかったので、まぁ、よかった。

2011年10月6日木曜日

Antique Store - アンティークストア

以前にも少し書いた事がある、King Richard's Antique Mall (キング・リチャーズ・アンティークモール)に再び行ってきた。(ブログリンク
全部が古い物かと言うとそういう訳ではない。よく探せば、中には掘り出し物があるという感じ。





昔のエクササイズマシーン。値段は2000ドル(1ドル76円計算で約15万円)もする。


20年前にアメリカに来た時は、このタバコの自動販売機は普通に見かけた。


このジュースの自販機もよくスーパーの外とかにあった。


日本のコーラ。昔は皆250mlだったから、350mlが主流になった時は物凄く大きく感じたのを覚えている。


自分が知っている物や普通に慣れ親しんでいた物をアンティークストアーで発見するのは、ちょっと複雑な気分。


スターバックス等のカフェで仕事をする機会は多いが、今日は初めてCorner Bakery(コーナーベーカリー)でランチをしながら居座ってこれを書いている。アメリカでは夜の接待より、ビジネスランチが主なのでかなり込み合っている。内装のコンセプトは古典イタリアンだそうだ。特筆する物はないが、スイ-ツの種類が多いので気に入っている。

しかし南カリフォルニアは、スーツを着て仕事をしている人が本当に少ないな。

2011年10月1日土曜日

GOLDEN HOOK - お婆ちゃんの手編み

ちょっと面白いウェブサイトの紹介。
高齢化が進む世の中で、お婆ちゃんならではの特徴を活かし、
人の温もりを感じられる、温かく、優しいビジネス。

自分が選んだお婆ちゃんにカスタマイズもしてもらえる様だ。

GOLDEN HOOK



商品が届いて、箱を開けて、手に取った時に、お婆ちゃんが暖炉の前で自分の為に編んでくれている状況が目に浮かびそうだ。商品以上の付加価値がとても大きいと思う。

2011年9月28日水曜日

Photo from Greece

ギリシャから写真が送られてきた。2週間もの間ヨーロッパ旅行に出かけたピーターからだ。
先日スカイプでチャットした時は、”今日はドライブして小さなビーチを回って泳いできたぜ~。こんな綺麗な水、見たことないな~”

と言っていた。

”写真は今借りてる家からの風景さ” だと。


こっちはここ何年もバケーションでまともな旅行なんてした事もない。ラスベガスはたまに行くが、大体いつも親に会いに行くのが目的だからバケーションとは思えない。

むかついたから、帰って来た次の日から2日続けて、丸1日かかるミーティングをシカゴで入れてやった。

10月はかなり忙しくなりそうだ。アメリカは、11月の終わりのThanks Giving Day(感謝祭)の休みから年明けまではホリデーシーズンに突入するので、とても動きが鈍くなる。それまでに、今クライアントの承認待ちのプロジェクトが幾つか戻って来るのと、新たなプロジェクトが入るだろう。

忙しいのは構わないが、今年もあとたった3ヶ月で終わり、また年を取ることがとても気になる。
止められないのか、これ?

2011年9月24日土曜日

STOP HUNGER

オレンジカウンティーにあるSouth Coast Plaza(サウス・コースト・プラザ)という大きなショッピングモール内を歩いていたら、こんな物を見つけた。以前LAでも見たことがあるが、建築設計会社やデザインスクールなどが缶(中身入り)を使ってスカラプチャーを作るコンテスト。

主催はCANSTRUCTION(リンク)。CONSTRUCTION(コンストラクション)をもじっている。
飢餓を無くそうと言う運動の一環で、これらの缶詰は寄付される。

ちょっと見えにくいかも知れないが、STOP HUNGER(飢餓をなくそう)と書かれている。



気球。上手に積み重ねたものだ。


シャネルなどの高級ブランド点が並ぶエリアには、大きなバッグが。


ちょっと分かりにくいが、カンフーパンダ。



このキティーちゃんはかなり完成度が高い。
調べたところ、約6800個の缶詰が使われているらしい。


 作っている風景がYouTubeにアップされていた。



しかし、ここ数年のサンリオのアメリカでの展開はすごい。昔からハローキティーのキャラクターグッズはあったが、メキシコ人や少数のアジア人に売れている程度だったと思う。今は何もかも、どこに行っても色々なバージョンのキティーを目にする。

以前サンリオのオフィスを訪れた事があるが、リセプショんエリアに僕と同じぐらいの背丈のキティーちゃんがいた。あまり大き過ぎるのも・・・

何にしろ、慈善、広報、アートを上手に組み合わせた良い運動だと思う。