2011年2月22日火曜日

自然と建築

題名ほど深い事をここで書き出す訳ではないが、会社のポートフォリオを見ていたら数年前に北海道の帯広でのプロジェクト用にデザインした建物が目に付いたので載せてみた。

大規模な店舗、スポーツ施設、そして温泉施設を整えたビルのコンセプトデザインが要求された。自然が豊かで遠くに日高山脈を望むこの土地に、決して主張し過ぎず、眺めを遮ることなく、地域に貢献出来る建造物をコンセプトとして進めこのデザインとなった。

冬は雪に埋もれ周りと同化し、いつも開放されている屋上は子供たちがスキーやそりで遊べる公園に。

春になり雪が解けると隠れていた芝生が顔を出し始め、緩やかな坂で成された緑の憩いの場になる。

駐車場の部分は仕方ないとしても(地下や立体にしない限り)、ビルの面積分を丘にし還元する。

端に見える長い棒は、今は数少なくなった昔ながらの銭湯の煙突。モダンなデザインの中に、ノスタルジック感を混ぜる事により自然も、歴史も受け継いで行く建物を作ってみた。



ガラスやスティールやコンクリートの建物は、場所によっては似合っているがどこに行ってもそのまま持って来て建てれば良いと言う物ではないと思う。とかく人間の大きさを無視した超高層ビルが多い中、この様な物も悪くはないだろう。

Hiroki

3 件のコメント:

  1. 一緒にサッカーをやってました黒井です。
    大春さんからこちらのブログを教えて頂きました。

    だいぶご活躍されているようでなによりです。

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  2. 黒井さん、ご無沙汰してます。今はLAにいます。堀家さんもLAですよ。シカゴでのサッカーチームが懐かしいです。アメリカに来るときは連絡くださいね。

    返信削除

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