2011年2月25日金曜日

ヘルスケア

保守的な白人社会のシカゴで、もう一度挑戦してみたいという思いからアプローチをして来た。
今年に入ってから米系法律事務所(65,000SF=6040 m2)のプロジェクトを進めてきたが、昨日新たにNursing Home (老人ホーム)5箇所の改装(40,000 ~ 70,000SF = 3720m2~6500 m2)の契約を頂いた。

老人ホームなどはヘルスケアという部類のプロジェクトに入り、マテリアル、色、その他補助器具などの専門的な知識が要求される。その為今回は、ヘルスケアを得意とするシカゴのMaregatti Interiors (LINK)に協力を依頼した。インテリア部のディレクターは僕やピーターと同様に以前シカゴのSOMで働いていた女性。

5箇所のデザインを統一させる為、仕上げのスタンダードを決める。例えばスターバックスはどこに行っても同じ色使い、マテリアル、デザインというのと同じ事。その後、それぞれの場所に合う様に調整を加える。

現在の物はとても暗く病院の様な雰囲気なので気分的にも良くない。改装後は、清潔感のある明るいスペースにし、毎日の生活が楽しくなる様な物になる予定。

高齢化社会の波を受け、数年前からヘルスケア関連の仕事はどんどん増えている。病院だけではなく、高齢者が一人でも安心して住める施設やコミュニティーのプロジェクトも更に増えるだろう。

デザイナーだから格好の良い物を作るという単純な事ではなく、色々な人々の日常生活に潤いを与えたり、その町や社会に貢献出来るという事がこの仕事をしている一番の醍醐味。

Hiroki

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