ウェブサイトにアップしなければと思いつつ、未だ実行できていないので、ここで紹介したいと思う。
Kanaeさんは帰国前に英訳までしていってくれたのに、申し訳ない・・・。
3人とも、とても気に入ったプロジェクトだった。
名前は、information(情報)+foam(泡)=infom (インフォム)
内容は下記の通り。
携帯電話やインターネットが発達し、我々の生活に様々な便利な機能をもたらしてくれる。しかし、人との繋がりさえもコンピューターのチャットやメールで満足してしまう今日、本来の人間関係を忘れ、実質 ”一人”になってしまっていないだろうか。
infom(information + foam) は人と人を繋げてくれる、やさしい泡。消えてなくなる ”はかなさ”を感じる故に、大切にしてあげたくなる ”つながり”。
ここでは、掲示板としての機能と、エモーション(気持ち)を産み出す機能の二つを提案したい。
掲示板
1:1 (1人から1人へ)
自分の携帯電話から情報と受信者の電話番号をInfomに発信すると”Foam (泡)”が産まれる。泡は時間が経過するごとに大きくなってゆき、受信者が現れると近づいて来てメッセージがある事を知らせてくれる。この産まれたFoamはあらかじめ設定された受信者以外は受信不可能なため、公共の掲示板上でありながらプライバシーを保てる。
1:100 (1人から100人へ)
イベントの広告、企業の宣伝など、多くの人に見てもらえる広告塔として使用できる。
登録時に期間を決め、期限が過ぎると泡は破裂して消え常に新しい情報が浮遊する。
100:100 (100人から100人へ)
音楽、フリープログラムなどをInfomにアップロードし、知らない人同士で情報を交換する。
この掲示板は、情報交換の場所としてハードなイメージを持ちながら、一人部屋に閉じこもってコンピューターに向うのではなく、カフェでインターネットをやっているかのように公共の場に”たまり場”を作り出す事が目的である。それに加え、町の外観に色を沿え、待合場所を作り出し、都心でも地方の市町村でも無理なく入り込めるデザインを携えている。
あしあと
Infomの前を通ると、Infomからメッセージが携帯電話に届く。
「ピピ!ここに、あしあとを残しますか?」
あしあとを残すと、小さな泡がInfomに産まれ、12時間Infom上を浮遊する。
送信者の名前がアドレス帳に登録されている携帯電話を持った人がInfomの前を通ると泡が近寄って来る。
「ピピ!xxxさんのあしあとを発見しました。」
携帯電話のアドレス帳に登録されていても、その多くの人は常時連絡を取り合う仲ではない。疎遠になってしまった10年前のクラスメート、懐かしい友達、昔の恋人、そんな人たちが自分と同じ道を通った事を知り、”気持ち”が生まれ
「あの人は今何をしてるのだろう?」「この前、あの道に私もいたんだよ。と連絡してみようかな?」
という心と言葉のつながりを作る。
Infomは、町にたたずみ、ちいさなFoamで優しくそっと人と人をつなげてくれる。
Hiroki
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