メールや電話に気を取られずにデザイン出来る様、コンフェレンスルームに逃げ込む。持参するものは、
1:お気に入りの黒ペン
2:お気に入りの赤ペン
3:お気に入りのトレーシングペーパー
4:必要そうな参考書類
5:お気に入りのチョコレート
紙の上だけ見ながらペンを走らせると、そこの部分だけを頭で考えてしまい、全体の感じすらも頭で理解しようとしてしまう。
いつも、目をつぶって自分がそのスペースにいる状態を想像し、左右、上下に見える物、または見たいものを頭の中で生み出しながら前に進んで行く。
この目を閉じる癖は学生時代からの物で、周囲の人が驚く時もある。
”何寝てるんだ!?”と怒られた時さえ・・・
また、おかしな人に思われそうで、あまり人前ではやらない。
この前、自分のオフィスのドアを開けたままデザインを考えていた。ドアが開いていたので、目を閉じずに一点を見ながら考えていたら、Tomoeちゃんが入って来て
”内田さん、大丈夫ですか??”
と心配し出した・・・。
デザインを想像していただけなのですが・・・。
今日のコンフェレンスルームの状態。
蛍光灯の白い光は嫌いなので、余程必要の無い限りつけることは無い。デザイン中の机の上はぐちゃぐちゃ。人に寄っては綺麗に整頓された机の上で綺麗なデザインをして行く人もいるが、僕の場合は汚い机の上から綺麗な(?)物を作り出し、そのギャップを楽しむ。
線を一本引きながら、色、形、コスト、建築法規などを一編に考える。でも、乗っている時は体の奥から作りたい物が感じられ、胸の辺りで止まる。そしてそれを、まるで交響楽団の指揮者の様に手先に伝え、紙の上に描いてゆく。
と、この現場を見られるとオフィスの皆におかしな人に思われるので、動きは結構小さめにしている・・・。まぁ、実際はそんなに陶酔しないが。
でも、気持ちで感じて、体で表現する事は何においても大切な事だと思う。演劇や歌などはまさにそれだろう。
今気がついたが、お気に入りのチョコレートの残りを机の上に置いて来てしまった。
掃除のおばさんに食べられなければ良いが。
Hiroki
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