今回のTIPはソリッド&ボイッド。
インテリア的に簡単に意訳すると、つまった場所と空の場所。
白い壁を見ると何か物足りなく思い、絵を掛けたり、壁時計を掛けたり
してしまう人は少なくないと思う。
部屋の中の床に空いているスペースがあると、ここにも家具が置けるのではないだろうか、
もっと大きなソファーセットが置けるのではないだろうか、と多くの人が考える。
そんな時、その空いているスペースだけを見るのではなく、全体を見渡して見る事をお勧めする。
物は強弱があってこそより一層引き立つ。
日本古来の墨絵にもよく見られるが、強調したい物の回りにはスペースを与えたり、静かな模様で埋めたりしている。
どこもかしこも絵や家具で埋めるのではなく、空白を与える事で「余裕」が生まれ、スペースも広く感じられる。もし白い壁が寂しく思える場合は、その壁一枚だけ違う色で全体を塗ってみると、何も掛けなくても建物自体が部屋の中に色を添えてくれる。
以前デザインしたあるブティックの見取り図
もちろん、所狭しと並べて楽しさや、意図的な雑多を表現する場合は思いっきり埋め尽くして遊ぶ方が面白い。
Hiroki
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