2011年1月7日金曜日

リングデザイン

LAのジュエリーデザイナー / プロデューサーのTAKAYAS氏とコラボで、ペアリングのデザインをした。デザインは僕が行い、TAKAYAS氏が専門家としてのアドバイスと製作を担当された。


一般的にペアリングというと、女性用が小さくて男性用が大きいというだけの物で、当たり障りの無い中性的なデザインか、あまり女性がしていてもかわいくない、または男性がしていても格好良くないという物が多いと思う。

女性用は球体を繋ぎ合わせたリングを細いバンドで挟む事で可愛いさだけでなく、その中にモダンなシャープさを加えた。バリエーションを増やす為、TAKAYAS氏の提案で3つをバラバラにした。気分や服装に合わせて、細いリングだけをしても良いし、球体の物だけを楽しんでも面白い。

男性用の物は女性用の物と対比させて、ソリッド感を出しその中に女性のリングを受け入れるかの様に同じ数の穴が開いている。ゴツゴツした男臭さではなく、スマートな包容力(embrace) を表現してみた。

仕上げは、女性用がポーリッシュ・ホワイトゴールド。男性用はホワイトゴールドをブラックロジウム仕上げで。その他イエローゴールドなど、お好みの仕上げで製作可能。

上記の仕上げで、それぞれ$980+税 (82円計算で約8万円)。
まだ正式に売り出してはいないが、ご興味のある方は info@hirokiuchidadesignlab.com  まで。

Hiroki

2011年1月5日水曜日

家具の再利用

先日、ある人から使わなくなった家具を貰って来た。どれもそこそこ高価な物だかそのままの色ではクラシカルすぎてしまいオフィスの雰囲気に合わないので、クリスマス、正月休暇を利用してペイントを施してみた。

椅子のフレームやアームレストはくすんだ黒に。



サイドテーブルは色に深みを出すために、まずは黒で粗く塗り、その上にカッパー色(銅色)のメタリックペイントを加えてみた。


下の写真の右が黒のみの状態。左がカッパー色の一回目の塗装を終えたところ。
元が木の家具なので完全にメタルの様に見せるつもりはない。半分遊び心でメタルを加えてみた。メタルが欲しければ最初からメタル家具を買えば良いのだし。
メタル色を際立たせる為には、家具のエッジに筆の先を当ててる様にしてしっかりペイントを付け、表面は少しかすれた感じにするとそれっぽく見える。


モダンな家具ばかり揃えるとどこかのショールームみたいになるだけで面白くないし、クラシカルな物ばかり集めすぎると家のリビングルームみたいになってしまう。
オフィスの中で個性を持ち、きちんと役に立ってくれる様にこの後遅くまであれこれレイアウトしていた。

Hiroki

2011年1月3日月曜日

デザイントレンド in U.S.A.

建物やインテリアのデザインはプロジェクトが行われる国や街に見合う物になるのは確かだが、そのデザインオフィスがある場所、そしてそこで働いている地元のデザイナーによって趣向が違うのも確かだと思う。

日本の総面積の約25倍もあるアメリカでは、土地により人種、気候、歴史が大変異なる。
この20年間でシカゴ、サンフランシスコ、ロサンゼルスと移り住んでデザインをして来たが、行く先々で色々と経験が出来た。

シカゴ (イメージリンク)
ニューヨークは歴史的に横に広がる建築だったのに対し、シカゴは上に伸びる建築。保守的な白人社会の町だったが、ここ7-8年の間に奇抜であったり趣向を凝らした建造物やアトラクションが増え、観光客がとても増えていると思う。そんな中でも、ミース・ファン・デル・ローエのスチールとガラスで作られたビル等(イメージ)が象徴する様に、ミッドセンチュリーのデザイン(特に家具)に対する想い入れが深いと思った。アートと共存している町。アメリカの主要都市の中で、一番町のつくりが綺麗だと思う。

サンフランシスコ(イメージリンク)
カリフォルニアにありながらも、ニューヨークを追いかけている気がした。その中にカジュアルさも組み込んでいる。ヒッピーの発祥の地と言われたり、ゴールデンゲートブリッジを望む素晴らしい自然の景観に囲まれたこの町の住人は、古い物や環境に対する想い入れが深いと思う。
景色は最高だが、ダウンタウンの路上は汚い・・・気にしない風習なのだろうか。

ロサンゼルス(イメージリンク)
同じカリフォルニアにありながらもサンフランシスコとは全く違う。日本列島がスッポリ入ってしまう程カリフォルニア州は大きいのだから、無理もない。ハリウッドやビバリーヒルズが象徴する様に、マテリアリスティックなイメージが付きまとう。ギラギラした大げさなデザインも無い事はないが、最近の趣向は大変カジュアルだと思う。内装などは、お金をかけず ”そのまま” という感じが好まれている。今はハリウッドも落ち目で、正直なところそれ程目ぼしい物はない。実際は結構田舎。最近ダウンタウンに現れたLAライブ (イメージリンク)というエリアは、ハリボテの様なビルの群れで、”頑張っている感”が出ていて空しさすら覚える。この中に建つ高層ビルのリッツカールトンも、”高級感に欠ける” と評判が悪いと聞いた。ただ、元々映画の都なのでステージセット的な感覚で見れば納得も出来る。

カリフォルニア州をもう少し南下するとサンディエゴ(イメージリンク)がある。ここ5年程で近代的な高層ホテルやコンドミニアムが次々と建設された。サンフランシスコやLAとはまた違う。これら最近の建造物の特徴は、皆バルコニーが大きく飛び出した、ブロックを重ねて作った様なデザイン(イメージ)。

色々な土地で地元のデザイナーと一緒にデザインを体験すると、自分が見えてくるのでとても勉強になる。

Hiroki

2011年1月2日日曜日

デザイン事務所 in U.S.A.

1ヶ月程前に、日本の大手ゼネコンで働かれている方がLAに来られた。夕食を共にした際、

”アメリカのデザイン事務所でも、やはり日本みたいに皆遅くまで残業するのですか。” と尋ねられた。彼の会社には、立派な仮眠室まである。

”基本的にはしません。” が回答。

僕が働いていた2社での事しか正確には分からないが、仕事が残っていても基本的に定時になると潮がひく様に皆いなくなる。残って仕事をしていると、

”仕事も大事だけど、自分の時間も大切だぞ。”
”帰って明日のためにリフレッシュした方が自分の為に良いよ。”
”何のために就業時間外に仕事してるの?”
”日本人は働きすぎるねー”

などのコメントをよく貰った。ただ、自分のプロジェクトでどうしても終わらせなければならない時などは、やはり残業を余儀なくされている人も多少いたが。自分の生活をきちんとマネージメント出来て、初めて1人前という考え方が根本にある。仕事はその中の大きな1要素だが、全てではない。

SOMのサンフランシスコ・オフィスで大きな中国のプロジェクトに携わっていた時は、かなり多くの人が、徹夜でなければ、毎日夜中過ぎまで仕事をしていた。日本から来て家に1週間程泊まっていた友人の起きている姿を殆ど見れなかった、なんて事もあった。

これだけ聞くとアメリカのデザインオフィスは楽な様に感じるだろうが、必要でないとみなされれば、その日に首を切られる、とてもシビアな世界だ。実際、朝は横にいた人が昼過ぎには私物と共に消えていた事が何度かあった。

Hiroki

A Happy New Year

明けましておめでとう御座います。
2010年もあっと言う間に去り、2011年がやって来た。

1991年に渡米したので、今年でちょうど20年目。

会社は2006年に設立したので5年目。

今年はこのブログをもっと頻繁に更新して、

アメリカのインテリア・建築に関しての情報
会社のプロジェクトや活動
僕自身のアメリカ生活

の紹介の場として頑張って行きたいと思っている。

このブログの閲覧者は日本人が圧倒的に多いため、
今年は日本語のみでスタート。

尚、オフィスをTORRANCE(トーランス)に移転しました。

新住所
2909 Oregon Court, Suite C12
Torrance, California 90503

電話番号やFAXナンバーは今まで通りです。

今年も宜しくお願いします。

内田宏樹

2010年12月26日日曜日

Merry Christmas

1日遅れのメリークリスマス。ラスベガスに来ている。
Belated Merry Christmas from Las Vegas. 

普段は殆どストリップには行かないのだが、12月15日に新しくオープンしたThe Cosmopolitan Las Vegas (ザ・コスモポリタン・ラスベガス)を見に行ってみた。
場所はCity Centerのすぐ隣。Eastside Tower と、その後ろに続くWest End Towerがあり、コンドミニアムとして売り出してもいる。総工費は3.9 ビリオン・ドル。日本円で約3230億円・・・
This time, I visited a new hotel on Strip, The Cosmopolitan Las Vegas, that just opened on December 15th. It is composed of Eastside Tower and West End Tower, and located right next to City Center. Its total construction cost was 3.3 billion dollars... 




内装はとてもゴージャス。ここ4-5年の間にオープンしたWINNやその他のホテルは安っぽい感じで好きではなかったが、久し振りに驚くほど豪華な物が誕生し、個人的には好きなタイプ。
I was not a big fan of Winn and other hotels built in last 4-5 years because they are lack of details and luxury feeling. The Cosmopolitan is surprisingly gorgeous and detailed, and personally I enjoyed looking around.  



大きなシャンデリアの中に作られたバー。
A bar placed inside of a huge chandelier.




リテールエリアにあったブティック。隣の店たちも皆お洒落に作られていて見ているだけでも楽しめた。
Stores in a retail area were all well designed, and it was enjoyable even just to walk around. 





今回載せた写真はこのホテルのほんの一部。カジノの天井や壁なども含め、ステンレス、木のパネルなどで装飾されており、普通にペンキを塗っただけの壁が殆ど目に付かなかった。ラスベガスのストリップは欲と金が渦巻く観光地。不景気など吹き飛ばし、どうせやるなら大雑把な形だけでなく、人の目線に触れる内装でこの位までやってくれるとスッキリする。
The photos here are showing little part of the whole space. Most of the interior surfaces are covered with stainless steel, wood and other materials, and it was very hard to find a piece of painted drywall inside of this hotel. The Strip in Las Vegas is a tourist place filled with money and desire. It makes me feel good to see this extremely rich interior instead of looking at sketchy exterior building designs with simple modern interiors.  

コンドミニアムとしても売り出しており、調べたところ600 SF (約55平米)のワンルームが$600,000 (約5000万円)から。1,200SF の角部屋のワンベッドルームで$1,350,000(約1億1千万円)からだそうだ。この場所と作りでこの値段なら、結構買う人がいると思う。
They have condominium portions and it is said that the starting price for a 600SF studio is $600K, and 1,200SF one bedroom corner unit starts from $1.35 Million.  I think they will sell good. 

Hiroki

2010年12月21日火曜日

The Spice Table - LA EATER

LA EATER に The Spice Table がとりあげられた。その他幾つかのメディアに既にとりあげられている様だが、今回は工事完成一歩前の写真がかなり載せられている。
The Spice Table was published on LA EATER. It has been picked up by other medias as well, but probably this is the first time to reveal the space a few steps before the completion. 

まだ照明器具はついていないが、それ以外はほぼ完成している。
ビル自体の補修にかなりの時間を要した。
Light fixtures are not there yet, but other than that, things are almost finished. 
It took us such a long time to repair/ update the base building itself.

Link to LA EATER

Hiroki