2012年5月21日月曜日

ヨーロッパ出張 - ベルシー

今日は朝から大雨。寝るのが朝方だったので起きるのが遅くなってしまった。午前11時に支度を整え終わり、何処に行こうか考えた。雨の日こそ美術館などが良いのだが、昨日も一昨日も行っていたので、今日は気が向かなかった。

で、Bercy(ベルシー)へ。パリの東に位置し、元ワイン倉庫などを改築したショッピングモールがあると読んだので行く事にした。メトロの駅から地上に上がった時に、”あれ、ここ来た事ある”、と思ったが、何をしに来たのか全く思い出せない。

とりあえず、雨が強くなって来たし、今朝は何も食べていなかったので近くのレストランでフレンチオニオンスープとカフェオレを注文。変な組み合わせ、と思いながらも、どちらも欲しかった。オニオンスープに入っているパンを食べながら、さらに出て来たサービスのパンをかじる。

”もう、暫くパンはいいや・・・” 
スープの味は、まぁまぁ。


ショッピングモールの場所は知らなかったが、なんとかなるだろうと思って来てしまった。遠くにフランス・ナショナル・ラブラリーの頭が見えたので、セーヌ川の位置はあっち。川沿いがお洒落な感じになっていたので、とにかく歩き出してみて、この建物を見た時に思い出した。

今はシネマテーク・フランセーズと言う映画の博物館や上映場になっているらしいが、16年前はアメリカン・センターという名前だった。建築家はLA在住の著名なフランク・ゲリー。パリにいた時の学校のプロジェクトで、この建物の内装をデザインした覚えがある。奇抜なデザインだが、公園に面しているのと、隣のビルもモダンな感じなので全く浮いていない。


 目の前の広い公園を進むと、Parc de Bercy と言う、初めて来た素晴らしい公園に続いた。今回パリで行った場所の中で、一番好きな場所に一瞬でなる程。どこかヨーロッパの田舎に瞬間移動したみたいな感じ。雨が降っていたのも、また趣があって良い。


誰もいない公園。


誰もいないベンチ。




雨水のしたたる音だけが公園全体を支配して・・・




と、思ったらいやがった。仲よさそうに。チッ!




で、公園を抜けると予想通り目の前にモールが現れた。




ショッピングをすると言うよりは、主に食事やお酒を楽しみに来る場所。短い通りの両端に、お洒落なレストランが並んでいる。きっと晴れた日の週末などは物凄い人でいっぱいだろう。




雨がいっこうに止まないので、早めにホテルに戻ってちょっとのんびりした。今日はパリ最後の夜。折角だからレストランでちゃんと食事をしようと思い、ネットで色々検索したがよく分からない。食べた事も無い様な美味しい物が出て来る事はあまり期待できないし、一人で高級店に行く気はない。その辺で買えば安いワインを、わざわざ雨の中レストランに一人で行って高いお金を出して飲むのもつまらない。

そうだ、好きな物をスーパーでローカルの人みたいに買ってきて食べようと思い、歩いて3分の所にある店へ。買ってきたのは、長~いバゲット、スモークサーモン、タコとオリーブのビネガー漬け、パスタ、それとワイン。全部で15ユーロ (約1524円)。パンは売り場の棚に隠れてヒーターが入っており、暖かくて柔らかくてびっくりした。ワインは小瓶だがたった2ユーロ。手で開けられる白がなかったので、赤を。




さて、あと11時間したらアメリカに帰国。国外なんてここ4年程出ていなかったのに、今年に入ってから出すぎ。

帰ったら、クライアントと工事業者が待ち構えている・・・

隙を見て、やしの木の下でビールでも飲もう。

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