2008年11月6日木曜日

ショッピングモール IN アメリカ

ミーティング続きで明日の "宏樹の部屋” を今週は実行出来ない為、代わりに昨日の出来事を書こうと思う。

日本でショッピングモールを作る際、アメリカをお手本にする場合が多々ある。昨日まで、日本から20名程の視察団がいらしていた。1年半程前からお付き合いさせて頂いている、日本の大きなインテリア企業の方にお誘いを頂いたので、図々しくお邪魔させて頂き、LA近郊のショッピングセンターを観光バスで見て回らせて頂いた。

普段、ショッピングセンターに行っても普通に買い物をしてしまうので改めて考える事はなかったが、ガイドをされていた、まるで ”ショッピングセンター辞典” の様な人の話をバスの中で聞いていると、あまりの奥深さに驚かされた。

5箇所ほど回ったが、中でもとても気に入った場所は Victoria Garden(ビクトリアガーデン) という、LAからラスベガスに向う途中のハイウェイ15番沿いで、山の麓にあるまるで町のようなショッピングセンター。色々説明するより、写真を見て楽しんでもらった方が良いと思う。ショッピングセンターと言うのは、そういう所だ。


アウトサイド・モールで、建物一つ一つが違う。

車が中を普通に走っており、メーターパーキングまである。でも、ここは町ではなく、ただのショッピングセンター
タクシーまでいる・・・見えている建物一軒一軒が店舗。
店舗が入る写真撮影を禁じられる場合が多々あった様なので、全て隠し撮りしている。
道に名前がついている。

Anthoropologyというアパレル店。とても雰囲気の良い外観。

山脈がバックグラウンドとなり、とてもすがすがしい。
植木は、成熟した木を最初から入れた為、通常のコストの4倍かかったそうだ。ここが出来上がった時点で、まるで随分前からあるような雰囲気を作り出すための工夫。
川も流れている。この様に、ただ買い物に来るだけではなく、環境を提供するショッピングセンターを
ライフ・スタイル・センターと呼ぶらしい。ディベロッパーは、この川をもっと長くする為に、目の前のデパートメントストアーを取り壊したそうだ。
macy's もあるが、この様な大型デパートメントに売り場面積を多く持っていれば良い、という時代は終わりを告げた。

熊もいる。いや、本物ではない。

Outdoor Worldという店の店内。写真に納まりきれないほど大きな店舗だった。

これはほんの入り口。 とにかく広い・・・



ライフスタイル・センターの中には、図書館や行政機関まであり、まさにその町に住む人々の生活を支え始めている。もはや、買い物をするだけの場所ではない。ここは、土地を切り売りしている為、まだまだ広がる。そして、周りには住居が次々に建設されており、この憩いの場を中心に、町が広がって行く。

建築的にはここの建造物の多くはハリボテの様なので、ラスベガスの作りを思わせ個人的には町の中心としては相応しく思えない。あくまで、ディズニーランドの様な感覚で、遊びに行く場所としての存在が好ましく思える。

Hiroki

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