16年前にパリには3ヶ月いたが、それ以来だったのでとても楽しみにしていた。が、一度見た物をもう一度見てもそれほど興奮しないらしい・・・ 今回の仕事はイギリスだったのだが、イギリスは言葉が通じるので面白くないと思い、ホテルをわざとパリにした。Eurostarという高速列車で2時間程でロンドンには行ける。以前のパリ市内は、英語を話す事を嫌う人が多かった。しかし、今は確実に16年前よりも皆英語を話す。当時4歳だった子供も今はもうハタチ。若い世代は考え方がフレキシブルなのだろう。店に行って何とか覚えているフランス語で ”これください" と言うと、店員が英語で返事をして来る事がしばしば。面白くない・・・
ロンドンに行く際に通る、パリの北駅にある税関。左のガラス内がフランスの税関で、ここで出国手続きをする。で、奥に見える青いブースがイギリスの税関。そこから向こうはもうイギリス。ん?という事は、この2つの税関の間はどこの国?
イギリスの税関を超える前に、急にアナウンスで、”セキュリティー上の問題が発生したので、全員出て、もう一度セキュリティーチェックを受けてください” と言われ、またフランス側で並びなおす。手元のパスポートは、すでにフランスは出国しちゃってるんですけど・・・
これで電車が1時間半遅れた。
この電車でロンドン到着。ヨーロッパの電車はなぜか格好良く見える。
ロンドンのSt. Pancras International (セント・パンクラス・インターナショナル駅)。もうすぐオリンピック。
2時間ほどお客さんの車で走り、ウィンチェスター近郊の小さな小さな田舎町でランチ。とてものどかだった。"こういう所は犯罪も少ないんでしょうね。”と聞くと、"Even if someone broke into a car, people would probably know who did it. (仮に誰かが車荒らしにあっても、きっと皆誰がやったか知ってるよ)” と笑いながら言われた。
10マイルも走れば大きな港町だが、ここの周囲は畑と自然だけ。
帰りはマンチェスター駅から電車に揺られてロンドンまで2時間。レンガ造りの橋が歴史を物語っている。
セント・パンクラス・インターナショナル駅の中。ガラス張りの向こう側はレストラン、カフェ、お洒落な店など。レンガ造りの柱がそのまま残されていて、さりげなく格好良くしてしまうあたりは、さすが本場。
ここからはパリ。
ルーブル美術館の前から。
中に入ると長くなるので入らない。懐かしいので外から見ただけ。
で、近くのカフェでカプチーノととレモンタルト。
ルーブルから歩いてオペラへ。
これも遠くから見ただけ。変わらずそこにあった。
で、地下鉄の駅に行くと、見慣れた看板が。
パリ市内は、CITE島を中心に渦巻状に発展して行った。古いものを内側に残しながら、新しい物を外にどんどん作って行く。基本的に16年経っても内側は殆ど変わっていない。
唯一変わったのは、自分の歩き続ける体力だった・・・
今日のパリは曇り時々晴れと雨。
続きはまた今度。
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