2011年12月20日火曜日

日本でのプロジェクト

今日は、自宅で日本で進行中のプロジェクトの図面を描いていた。
LAにいると日本の建材、機器や設備などの情報が周りから入って来る上、今はネットで幾らでもリサーチが出来るので特に困る事はない。

日本と違い、アメリカでは図面が契約書なので全ての情報を書き込む。なので、極端な話、工事が始まった後は余程必要でない限りは現場に行かなくても良い事になっている。まぁ、実際は結構顔を出してしまうが。今回はどの程度まで描いたら日本での工事がスムーズに進むか、様子を見ながらやってみる予定。


サンフランシスコのSOMで働いていた時は殆ど中国のプロジェクトをしていたので、ミリメーターで図面を描く事に多少慣れているが、アメリカもヨーロッパやアジアと同じくインチをやめてミリメーター表示にしてくれれば楽なのに、といつも思う。


しかし日本のインテリアに関する規制がとてもゆるいのには驚かされた。
トイレや手洗い用のシンクの数のルール、段差に対する規制、カウンターなどの高さの規制など、身体障害者や人々の健康に対するルールがあまりに緩い。同一民族という事で、大体の常識が通り、意思の疎通が容易な故の結果だとつくづく思った。しかし、この高齢化社会の中で、大きな公共施設以外で車椅子に乗った人に対する配慮がされている所を殆ど見た事が無いのは、少々今後が気になる。

基本的に小柄な人が多いが、通路の狭さやトイレの小ささ、天井の低さには常に驚かされる。

今回日本で困ったことは、
1.頭をぶつけない様に常に気をつけているので首が痛くなる・・・
2.どこもトイレがウォシュレットで、壁の操作パネルで水を流すのに、いつもの水を流すレバーをついついタンクの横に探してしまい ”ない!ない!”とうろたえる・・・
3.アメリカと違い、スターバックスなどのカフェで誰でも無料のネットが使えないのでラップトップ片手に途方にくれる・・・

話はそれたが、明日は日本の会社がLAを拠点に展開をしているLEDライトを見せてもらい、明るさを確認して来る予定。アメリカにいながら、日本の製品を実際に確認できるのはLAならでは、という感じだ。今回使用予定のプロジェクターも、日本企業がアメリカで発表した製品を2年程前にあるプロジェクトを通して知り、それをクライアントに紹介した。

年末の休暇を目前にして、今週はかなりバタバタしている。

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