日曜日に照明の設置のためスパイステーブルへ行って来た。オーナーが東南アジアで購入して持ち帰ってきた鳥篭を照明として使う。他でも見た事がある方法だが、このレストランでは得にマッチすると思い、この方法で行くことにした。
竹で出来た籠を濃い茶色でオーナーがペイントした。
まずは2個だけ電球を入れて明るさを確認しているところ。他にもトラックライトが天井に設置されているため、それぞれの明るさをディマー(調光器)で調節し雰囲気を作り出す。
重々しいレンガの壁と、軽く繊細な鳥篭とのコントラストが気に入った。
オープンまでにかなりの時間がかかっているが、アメリカでは最後のインスペクションを(検査)を通すのが一苦労。特に今回はビルの構造自体をいじったのでなおさら。
更に、ロサンゼルス市は次々に新しい条例を出し、それぞれの分野の検査官が来る度に
”あ、これに関して新しいルールが出てるから直しなさい。”
の繰り返し。
我々の図面は、パーミット(工事許可)を取る為に一度市のプランチェッカーにお金を払ってみて貰い、全て建築基準法に沿うまで直しをさせられる。そのプランチェッカーでさえこれらの新しい条例に精通しておらず、図面チェックの時点で指摘すらなかった。プランチェッカーとインスペクター(検査官)は違う人のため、文句を言っても始まらない。
合理的なアメリカには、不合理な物が結構存在する。
Hiroki
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