2011年6月25日土曜日

仕事と休日と

さて、ちょっと間があいてしまったが、最近はシカゴの数箇所で進行中ののナーシングホームのプロジェクト用と、LA近郊のレジデンシャルプロジェクトの為にマテリアルを探したりしてとてもバタバタしている。

この前はCulver City (カルバーシティー)にあるTundasというカーペット屋さんのショールームへ朝から行って来た。

早く着きすぎたので、スターバックスでちょっと休憩。



広々としたショールームだった



こちらの要望を伝え、数え切れない程あるサンプルの中から幾つか候補を出して貰いショールームのお姉さんと一緒に床に座りながらミーティング。カジュアルな感じがカリフォルニアっぽい。

昔からそうだが、繊細な柄の入っているカーペットやファブリックにはよく日本の名前が使われる。
例えば、今回気に入ってサンプルを貰ったシリーズは、"ZENBU (全部)"コレクションの中の”HAIKU(俳句)"シリーズ。ZEN(禅)という響きはアメリカではとても聞こえが良いし、BU-(ブー)もアジアっぽい響きがある。




その後オフィスにお戻ってタイルやペイントのサンプルもコーディネート。


仕事では、未だ現実に存在しない物を想像して色々と組み立てて行くので頭と気持ちが疲れる。

なので、休日は実際に手を使う事がするのが好きだ。

この前の休日、たまたまごみを捨てに行ったらそこにだれかが捨てたミッドセンチュリー風のソファーのフレームが。ほこりだらけな上にクロームは錆付いていた。木のプロポーション、厚さ、そしてエッジの丸みにとても惹かれてしまい担いで家に持ち帰った。

Rust Remover (錆び取り)、電動やすり、ステイン(木染めの塗料)を買い込んで近所の公園で木の表面のコーティングと塗料を全部削り落とした。


左に見える白い木は背もたれで、削り落とした状態。



その後、クロームから錆びを取り除き、家の庭で新しいステインを塗り、仕上げた。

次の日、ファブリック屋さんへ行きソファーのクッションになるハイデンシティー・フォーム(硬目のクッション)とレザー(っぽいビニール素材)を買ってきて、裏に金具を付けクッションに取り付けた。安価で、でも見栄えよく再生するのが目的で始めたのだが、レジーのおばちゃんもびっくりする程このクッションの中身が高く$140程した。
”ただのクッションなのにねー” と、おばちゃん。
まったくその通りだ。


まだ完成していないので、出来上がったらそのうちまた。

前からアシスタントの子達によく話していたが、夢はハイジが住んでいた様な山小屋にインターネットやハイテク機器を完備して、そこから世界中の仕事をする事。休日は、コーヒー片手にアルプスを見ながらゆっくりと木を削ったりして。

Hiroki

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