2011年3月18日金曜日

日本の義務

今日、ネットのニュースでいくつか日本の残念な姿を見た。皆自分の生活があるし、そりゃ自分や家族を守るのが何より大切だろうから理解できないわけじゃないけど。

今、世界が日本人の ”他人を思いやる心”、”譲り合う心” に大変感心している。なぜ感心するか?それは、それらが本来の人間の姿であって欲しい、また、あるべきだ、と世界中の多くの人達が思っているから。そうでなければ ”何やってんだあいつら?こんな時に譲り合ってるぜ。お人好しだなー。” という意見が大半になるだろう。譲り合っているから、動じずにきちんと対応しているから ”強い” と思われている。

日本はこれから先、前を向いて、しっかりと両足で地面に立って、助けてくれた人達に恩返しをする義務がある。それが、昔から教わってきている日本人の ”礼儀” だ。そういうボランティアをしている人達だけがすれば良いのではない。日本が窮地に立たされている時だけ求める訳にはいかない。”今まで助けて来たんだから” とか ”自分の周りは今平和だから” とか、小さな視点で見ていられる時代じゃないのは、僕自身今回のこの地震に対して、世界中から日本の為に送られた支援によって改めて学ばされた。

例えばある人が1週間に1回、スタバのコーヒーを一杯我慢して500円。1ヶ月で2000円寄付したとする。いいじゃんその位でも。偽善者?いいじゃんそれでも。その2000円は、発展途上国では1万円の価値があるかも知れない。極端な例だけど、逆に100円の価値しかなくなっても、それでパンが一個買えれば小さな女の子が救助が来るまで1日長く生き延びられるかも知れない。

今、困難に耐えている方々の手元に、ペットボトル1本の水があれば明日まで安心出来るかも知れない。

昨日、郵便屋がオフィスに荷物を届けに来た際、
"So, how are you doing...? (どうだい、調子は・・・?) " と言って静かに僕の肩に手を乗せた。
ただの社交的な挨拶でない事は、彼の態度から直ぐに分かった。
彼は明らかに、日本での出来事を心配してくれていて、心を痛めていた。

世界中で、日本の為に涙を流してくれてる人達がいる・・・。
この映像を見て貰いたい。
ハイチの少年が、”日本の被災地の子供達を僕は助けられない・・・ごめんよ・・・ごめんよ・・・”
と涙を流している。
胸が詰まって、何も言えない・・・。


Hiroki

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