2011年1月2日日曜日

デザイン事務所 in U.S.A.

1ヶ月程前に、日本の大手ゼネコンで働かれている方がLAに来られた。夕食を共にした際、

”アメリカのデザイン事務所でも、やはり日本みたいに皆遅くまで残業するのですか。” と尋ねられた。彼の会社には、立派な仮眠室まである。

”基本的にはしません。” が回答。

僕が働いていた2社での事しか正確には分からないが、仕事が残っていても基本的に定時になると潮がひく様に皆いなくなる。残って仕事をしていると、

”仕事も大事だけど、自分の時間も大切だぞ。”
”帰って明日のためにリフレッシュした方が自分の為に良いよ。”
”何のために就業時間外に仕事してるの?”
”日本人は働きすぎるねー”

などのコメントをよく貰った。ただ、自分のプロジェクトでどうしても終わらせなければならない時などは、やはり残業を余儀なくされている人も多少いたが。自分の生活をきちんとマネージメント出来て、初めて1人前という考え方が根本にある。仕事はその中の大きな1要素だが、全てではない。

SOMのサンフランシスコ・オフィスで大きな中国のプロジェクトに携わっていた時は、かなり多くの人が、徹夜でなければ、毎日夜中過ぎまで仕事をしていた。日本から来て家に1週間程泊まっていた友人の起きている姿を殆ど見れなかった、なんて事もあった。

これだけ聞くとアメリカのデザインオフィスは楽な様に感じるだろうが、必要でないとみなされれば、その日に首を切られる、とてもシビアな世界だ。実際、朝は横にいた人が昼過ぎには私物と共に消えていた事が何度かあった。

Hiroki

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