2008年9月10日水曜日

出会いについて

今は水曜日の午後7時。会議室でこれを書いている。自分のオフィスにいると書類だらけで、何だかんだとやらなければいけない事が目に付いてしまうので、会議室にたまに逃避行する。なのでうちの会議室はいつも皆に綺麗にしておいて貰っている。お客さんが突然訪れた時の為、と言っているが実は自分落ち着ける綺麗な場所を一つ確保しておく為。


先週の金曜日の夜にオフィスでやった、学生を交えた交流会の残りのビールを冷蔵庫から取り出し、ある学生が僕にインタビューに来た際に持って来てくれたどら焼きを酒の肴に飲んでいる。前回来た女の子は菓子折りを持ってきてくれ、更にはその後、友達のハワイ土産の美味しいチョコレートまでわざわざ届けてくれた。次の男の子はどら焼きを。若いのにしっかりと心配りが出来るのだなと関心してしまった。人と会う際に手ぶらで行かないという行為は、相手への感謝の気持ちを表す良い文化だと思う。
甘いもの好きの僕としては、これなら毎日インタビューを受けても良いかも、と思ってしまう。昔から飲み会の買出しに行く時に、スルメイカを買っている友人を横目にチョコレートを大量に買っていた。勿論皆からの反感も買った。
8年程前に、シカゴのある有名な家具のショールームに日本の著名なインテリアデザイナーの内田繁さん(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%86%85%E7%94%B0%E7%B9%81)がレクチャーにいらした。レクチャー後のリセプションの際、通訳をされていた女性が席を外し、アメリカ人から色々と英語で質問をされ、困っておられた内田さんに 
”宜しければ僕が通訳致しましょうか?”
と尋ねると、
”あ、お願いできますか。”
とおっしゃられたので、30分程通訳をし、その後名詞を交換して頂き少々お話もさせて頂いた。
”あ、あなたも内田さん?奇遇ですねー”と、とても気さくな方だった。
数週間前に日本に帰国した際、あるインテリアデザイン企業の取締役の方と会食をして頂いた。お誘いしたレストランがたまたま内田さんのオフィスの側で、更にたまたまこの方が内田さんと長い間交流を持たれていた為、内田さんの話になり、シカゴでの出来事を話した。
”もう随分前の事なので、勿論覚えていらっしゃらないと思います。”
と言ったところ、
”いや、あの人はきっと覚えていると思うよ。人間関係をとても大切にする人だから。私も色々彼から学んだぐらいだよ。”
とおっしゃった。
時間が遅かったのでその時はオフィスにお邪魔しなかったが、次回ご紹介頂ける約束をして下さった。
世界的に有名な方で、数え切れない程の人に会っていらっしゃる有名人が、もしあの時の事を覚えていて下さったらきっと感動するだろう。
実は、シカゴでお会いした後、どこかでまたお会いし、その時にあのシカゴでの事をお話した事があった・・・という記憶が頭の片隅にある・・・。
”あぁ、シカゴでレクチャーしたのは覚えていますよ。”と言われたと思う。
通訳をした事を話すと、
”そうでしたか、そんな事がありましたか。お世話になりました。”とおっしゃられた・・・記憶が・・・。
しかし、どこでお会いしたのか全く思い出せない・・・。
人との出会いをもっと大切にしないといけないと思う今日この頃。
Hiroki




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