2012年4月18日水曜日

アメリカ人が見る日本

随分更新していなかった気がする。それとも時間が過ぎるのが早いだけか。

今日は、今デザインをしているレストランのミーティングがあった。まだ公表は出来ないが、とある人気料理のレストラン。クライアントはアメリカに長く住まわれている日本人。レストランのお客さんの対象はアメリカ人。多店舗展開をして行くので、ロゴ、マーケティング資料、そしてインテリアなどのブランディングがとても重要になってくる。

日本と違って多民族国家のアメリカでのマーケティングは難しい。特に、日本で育った僕やクライアントの方には、実際に他の国の人々がどの様にこの食べ物、ロゴ、そしてレストランの雰囲気を理解するのか、分からない事もある。今回のチームには、アメリカ人のマーケティング会社、そして、20年以上アメリカの日本レストランの立ち上げや、スーパーマーケット内での和食の販売コーナーの普及に努めている日本人も含まれている。食べ物の味の好みも大変異なる。試食会をしたところ、日本人とアメリカ人では好みの味がきれいに分かれたそうだ。

このレストランの内装は、一般的な和風にはしない。ただ、店名にはアメリカ人が思うところの日本の象徴の様な、とても人気のある名詞が使われている。日本人が聞くと、”え~?” っと思ってしまう感じの名前でも、アメリカ人に受ければ良いので問題ない。

先に決まったロゴに、僕が慣れない特徴が強くあるので、それに合わせたインテリアデザインに頭を悩ませているのが現実。アメリカ人のデザイナーがデザインしたのに、"本当にこれ、アメリカ人に受けるのか?” とつい思ってしまう。また、その年齢層も気になる。

下の写真は、思い描いていたイメージのマテリアル。実際はもっとポップな感じになると思う。さて、上手に他の媒体と組み合わせて統一感のある店が作れるか・・・。


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