銀座のHOT STUDIO ALL5 のオープニング・リセプションまで、残すところあと8日。夜間工事の立会いに毎晩足を運ぶ度に、”昨日からあまり進んでいないじゃないか”、と思ってしまう。まぁ、どのプロジェクトをやっていても、最後の1週間はいつもこんな感じ。
実際に工事をコーディネートしてくれている工務店社長の斎藤さん。日に日に目が赤くなり、顔がやつれて来ているのがちょっと心配だが、長く付き合える業者と、そうでない業者の差はこういう時に出る。身体的に疲れている時に、どれだけ自分の精神面をコントロールし、人と物を合理的に最後までまとめ上げる事が出来るか。
今日は昼間に視察した際、いくつか間違いを見つけてしまったので訂正をさせなければならなかった。我々の仕事は、疲れている業者さんの気持ちを荒立てずに、時には強く、時には優しく、上手に説得しながら納得行く物を期限までに作って貰う事。前出の斎藤さんは、真っ赤な目をこすりながら、直ぐに快く対応してくれた。
いつも思うが、一つの建築プロジェクトの中で一番感心させられるのは、紙に描いた線を実際の形にしてくれる工事業者さん。頭が下がる。
今日は電気の業者さんが来ていて、届いたばかりのLEDライトを見せてくれた。実は今回個人的に結構心配していた物の一つ。
リモコンで色や明るさはもちろん、やりたければ自動的に変色するスピード等もコントロール出来る。想像していた明るさに近いものだったので、思い描いていた空間が作れそうで少しホッとした。そのスペースによって光の反射や色合いなどが変わる為、やはりその場で試してみるまでは安心できない。
日本まで来て失敗していられる程暇ではない。この適度な緊張感がとても心地良い。
さてと、もう一本だけビールを飲んだら眠れるか試してみよう。
内田さん、毎晩お疲れ様でした。よくわからないけど、ブログの内容を読んでると感動してウルウル。初めてあった斎藤さんを思い出して頑固で真面目な方だと思ってた。やっぱり縁ですね。
返信削除絶対成功するプロジェクトだ!きっとうまくいくし、注目される!
きっとそうなります!松野