2018年6月5日火曜日

手で描くということ - Hand Drawing

最近思う。コンピューターで作られる建築やインテリアの3Dイメージが、あまりにリアルになり過ぎていてちょっと気持ちが悪い。デザインしている段階で、まるでもう完成して写真を撮ったかの様に見せる事が出来る。実物を作る前に完成図を見せる事が出来るので、クライアントを安心させる為に僕もよく使うけど、その画像自体には個性も温かみもない。

コンピューターは好きなので全てを否定はしないが、人間がデザインしているのに、途中から機械に乗っ取られてしまった様な感じすらする。デザイナーの ”手” は感じられない。そのうちAIが勝手に3Dにしてくれる様になるだろう。

一般的には、その方がプロフェッショナルっぽく見えるし、分かり易いのだと思う。

でも、出来てもいないうちからあまりに実物の様に見えるので、つまらない。
クリスマスの前にプレゼントの中身が分かってしまった、あの時の様に...


絵自体に個性もドラマも無い。
バレンタインの日にもらった、あの義理チョコの様に...


だから今、自分の”手”を使って描いている。思っている事を言葉以外で表現する事は、難しいけれどもとても楽しい。僕が描いたものに対して、こっちが思っている通りに理解してくれなくても問題ない。言葉で話したって伝わらない物は伝わらない。見た人、聞いた人が自分の思った通りに理解してくれればいい。皆、生い立ちも育った環境も違うのだから。色々な見方があった方が楽しい。そして、それで当然。

スケッチブックに鉛筆とペンで描いたり、
Bedroom 

Bar

Bathroom


鉛筆とペンで書いた後に、Photoshopで一部に色を付けたり、
I need some fresh air - 外の風にあたって来る 

I'm leaving! - もう帰る! 

Waited so long - 待ってたよ

鉛筆画とiPadに描いた物を重ねたり、
 Piano concert stage concept.


始めからipad上に描いたり。

 Bitter Coffee

Late Afternoon Tea

You complete the scene - 貴女がいて、初めて成り立つ空間

Sunset Cafe

End of a day 

Engagement? 

 Time alone - rather be alone than waste time with you - 
「下らない男といるぐらいなら、一人の方が好き。」

Yes, you are the main - 
インテリアはバックグラウンド。
メインは私。


そこに一つの物語やドラマがある様な絵が好きで、よくそういう絵を描く。
僕が思うインテリアデザインって、そういう物。そこにいる人の、その時間を演出してあげる為のデザイン。

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